会長・中村です。久しぶりの書き込みになります。
ティアズマガジン152の「コミティア的日常」で書いた通り(6月3日の事務所ブログでも引用)、現在は仕事をほぼ休んで病気療養させてもらっています。回復を祈ってもらえたらうれしいです。
さて、そんな中ですが、新しい役割にチャレンジすることになりました。
この度、日本漫画家協会の理事を拝命しました。
同協会は内閣府から認定を受けた公益社団法人であるために、会員外の理事を1名以上置く必要があり、その対象に私・中村公彦を推薦いただいたのです。昨日、同協会の総会があり、私の理事就任が正式に承認されました。
60年以上の歴史を持つプロ漫画家中心の同協会ですが、同人誌関連の人間が理事になるのは初めてのこと。今後は相互のよき橋渡し役となれるように関わらせてもらえたらと考えています。
そして総会の後に引き続き行われた第54回日本漫画家協会賞贈呈式にも出席しました。
同賞は日本で唯一の「漫画家が選ぶ漫画賞」ということで、受賞作は読み応えのある作品ばかり。受賞者には協会会長のちばてつや氏の直筆賞状が手渡され、審査員の漫画家の方からの愛のこもった贈賞理由が述べられるなど、とても素敵な贈呈式でした。
▼受賞者の皆さん

▼レジェンドのお二人、ちばてつや氏と永井豪氏の乾杯の音頭でパーティが始まります。

個人的にはコミティアにもたまにサークル「Planetarium Ghost Travel」で参加する坂月さかなさんの「星旅少年」(パイ インターナショナル)が、大賞の萬画部門で入賞されたのがうれしかったです。
同作品のプロトタイプ版とも言える同人誌「星旅少年」をPush&Reviewで紹介したのが、ティアズマガジン129(2019年8月)でのこと。この時から独特の作品世界や空間描写のセンスに敬服していました。
坂月さんには贈呈式で初めてご挨拶できましたが、これからも活躍に期待しています!
以上、取り急ぎの報告となりました。
今後も体調と相談しつつやれることをやってゆくのと、その報告をこちらで出来たらと思います。引き続きよろしくお願いします。